3/25 復活しました。僕は元気でもないです。

2006年09月21日

ミラーマン

僕は鏡を手放さない。
常に身だしなみを気にし、人前に出るときは完璧な自分でありたい。
それが人としての礼儀であり責任だと思っている。

周りの人は僕のことをナルシストだと感じているかもしれない。そう言うと僕が大分顔に自信のある人のように誤解されるかもしれないので言っておくが、実際は全くそんなことはなく自慢できるような顔など持ち合わせてはいない。しかし、そんな自分であっても僕は自分の容姿・格好に気を使って生きているのだ。

「人は見た目が9割」
どこかで聞いたような言葉だがあながちこの言葉は間違っていないと思う。容姿の単純なかっこよさを言っているわけではない。初めて会う人物の第一印象を判断するのに要する時間は0・5秒〜2秒だといわれている。そんな短い時間で自分を判断されてしまうのだ。だからこそ身だしなみを整え、より清潔感を、より聡明感を相手に与えなくてはならない。
だから僕は鏡を手放さない。

過去にも身だしなみが原因でこのようなことがあった。


僕はそれまで特に格好を気にする方でもなく、その日も薄汚れたジーパンに首の草臥れたTシャツ、茶色く汚れたサンダルといったどこから見て金のない学生のような格好をしていた。そんな格好をしてコンビニで買い物がてら立ち読みをしている時だった。。
「私の財布がないっ!」
店の前に止めていた自転車のかごを覗き込みながらおばさんが叫んでいた。どうやら自転車のかごに置き忘れた財布がないらしい。コンビニの店員を呼び出しなんだかんだ声を荒げて説明をしている。自転車のかごなどに財布を忘れる方も大分悪いのではないかと思えたが、自分には関係のないことなのでそのまま買い物を済ませ帰ることにした。そして店を出たところでそのおばさんから信じられない言葉が発せられた。

「あんたが盗ったんじゃないの!? ええ?」

字の如く、我が耳を疑った。何を言っているんだ、このおばさんは? と。
しかし本当に衝撃を受けたのはおばさんが次に口にした言葉だった。

「そんな小汚い格好して! いかにも盗みそうだわ。あんたなんでしょ!?」

このおばさんが僕を泥棒とした根拠が「格好が汚い」これだけの理由だった。
怒りを忘れるほど悔しく、信じられなかった。その後も散々だった。

結局その場では収拾がつかなくなっていたため警察を呼んだのだが、その警察官もおばさんの話を聞きまるで僕を犯人だと決め込んだかのような態度だった。警察に嵌められてるのではないかと逆に疑ったくらいだ。

その時は、もちろん僕が犯人ではないので証拠もないということで疑われただけですんだのだが、店には僕以外にも客はいたのだ。なのに疑われたのは僕だけ。理由は「格好が汚いから」
衝撃だった。


この時から僕は身だしなみを気にするようになった。
暇があれば鏡で自分を見る。異常だと思われるくらい見ているかもしれない。
だがそれでも、僕は鏡を手放さない。

どこで誰が見ているのかわからないのだから。

だから僕は鏡を手放さない―――









後の植草教授である。
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