3/25 復活しました。僕は元気でもないです。

2006年11月28日

僕はモグラ



モグラ。モグラの話をしましょう。

モグラは穴を掘る。ひたすらまでに穴を掘る。「食べるものが欲しい」そう思いながら。

至極ポピュラーな動物なモグラだけれど、その生態系というのは意外と解明されていないそうです。目が退化してしまってほとんど見えないこと。そのため鼻先や尻尾で前後の状況を把握するなどということはわかっているそうだ。そんなモグラの行動の中でもやはり一番手にあがってくるのは『穴を掘る』という行為。モグラが何のために穴を掘るのかというと、その理由にはもちろんえさを見つけるためというのがあります。モグラは実は大食漢でして、自分の体重の約4分3ほどの食料を1日で食べるそうです。そのため昼夜を問わず、えさを求め穴を掘り続ける。生きるために食べる、食べるために生きる。それがモグラ。悲しき月光なのです。

そう。その時、僕は思っていた。

「ああ、僕はモグラなのだ。」





そんな「衣・食・住」の中でも、「食」の割合が以上に高いモグラなんですが、僕も「食」の割合が高く、エンゲル指数もかなり高いのではないかと思っています。しかしながら、そんな僕でも当然のことながら、満腹なのに食べるなんてことはしないのです。如何に食べることに重きを置いているとはいえ、むりぐりに食べてもおいしいものじゃない。食事なんてのは「おいしい」と感じながら食べるのは一番なのです。しかし僕は社会人。「食べなければならない時」というのもあるのです。

その日は仕事の都合上、ちょっと遅めの昼食をとりました。2時か3時くらいですかね。それくらいの時間まで食事をとらなかったもんだから空腹だったので、ご飯を御代わりとかしちゃったりして、それこそ満腹になるほど食べたんですよね。

それで、ふぅ〜食った食った、なんて会社に戻ると、そこにはシーサーみたいな先輩がおられるわけです。このシーサー先輩。なかなかに頭のおかしい方でして、「私ダイエットしてるの!」とか言いながらパン1斤持ち込んだりする人なんですよ。もう下の口からもフランスパンとか食ってるんじゃないかと思いますが、痩せる痩せると言いながら食べることが大好きな人なんです。その時も、なにやら有名な店で買ってきたとか言ってパンを大量に持ってきていました。

「はい、natto君。これあげる。」

なんていってですね、僕の両手にモリモリとパンを山積みにしていくんです。普段ならばありがたい差し入れなのですが、その時はあいにく満腹。いらないやさしさなんです。まあ、僕としては適当に俺を言って後でお腹がすいたときに食べようなんて思ってたんですが、

「早く食べなさいよ。感想言って!」

とシーサーみたいな顔しながら今にも「あんた食べるわよ!」とか言い出しそうな感じで迫ってくるもんだから、しょうがなく食べました。それはもう無理やりに押し込んで食べましたよ。「はは、お、おいしいですね。」とか、ここ最近で一番の嘘をつきながら。

もうこの時点で僕のお腹は相当なもんでして、今検便やったらパンが出る!ってくらいにやばかった。そんな状態で夕方を迎えたのですが、こんな時というのは悪いことが重なるものなのです。2ヶ月に1度くらいしかない「部長のお誘い」が来てしまいました。

「natto君、行こうか?」

と、夕飯に誘ってくれるのです。これも普段ならばただ飯でうれしい限りなのですが、今にもパンが出そうな状態なわけです。しかしここで断ってしまえばこれから先部長のお誘いは受けられないかもしれない。そしていつの間にか仕事量が増えるという陰湿なパワハラに合うかもしれない。そんな様々な思考が頭の中を駆け巡り、結果、「お供します!」という僕がいた。僕って弱い。

こうなってしまっては僕の願い問うのは唯一つで「せめて軽いものであってくれ!」ということでした。スパゲティとかその辺ならば何とかなるかもしれない。そんなことをただただ祈っていたのですが、「いやぁ、ここがうまいんだよ〜」なんて言う部長の前には爛々と輝く『ステーキハウス』の看板。



「神は死んだ By natto 」



これは重い。これは重いですよ。何が重いって、せっかく誘ってもらったのに箸の進まない僕を無言で部長が見つめるというこの空気が重い。正直ね、何もこんな状態のときに誘ってくれなくてもいいじゃないか、と。部長という地位に上り詰めるまで社会に立っているわけだから、お腹空いてそうかどうかくらい察しろ、と。「ダッチワイフ!!」と心の中で叫びながら、僕はそう思ったのでした。

そんなこんなで、やっとの想いで部長との食事を終えた僕は部長と共に部署へと戻り、殺伐とした雰囲気の中死にそうになっていました。もう今にも、アナルからハラミステーキがこんにちわしそうな状態。そんなぐだ〜っとした状態で席に座っていると、上司と先輩がどこか別のところで食事をし帰ってくるのです。

「お疲れ〜。なんだなんだ、nattoく〜ん。メシ食ってねーのか?ちゃんと食わねーとダメだぞ。がっはっは 」

なんて感じで、爪楊枝でシーハーシーハーやりながら帰ってくるのです。もう、殺してやりたい。穴という穴にフランスパンダとかハラミステーキとかをですね、「俺はな!こんなに食ってるの!ほら、食えよ!下の口から食えよ!」ってぶち込んでやりたい。しかし、そんな気力もないほど僕はダメな状態だったのです。憎い。おいしい食事を堪能してきたであろうこいつらが憎い。

そんな風に憎悪の塊と化している僕の横で、その上司を一緒に食事に行ってた先輩が言うのです。

「○○さん、シーハーしてるけど、ラーメンしか食べてないのに何挟まってるんですか?」

その言葉を聞いた僕は言ってやりましたよ。その上司に。普段から「仕事が疲れるなぁ・・・」とか嘆いているそんな上司に、気の効いて、パンチの効いた、一言を憎悪と共に言ってやりましたよ。


「不満とかストレスですよね!」(満面の笑みで)


いや、そしたらさ、上司、殺し屋みたいになってた。もうほんとに殺られるんじゃないの?って目をしてた。ただでさえ、部長との一件で殺伐とした空気の部署内がさらに冷え切ることになったのです。

そして僕は思いました。

「ああ、僕はモグラなんだな。」と。

僕は穴を掘る。ひたすらまでに穴を掘る。「穴があったら入りたい」そう思いながら。


posted by natto at 23:30| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はははははは 笑
神は死んだ 笑

頑張って付き合ったのに結局、関係気まずくなってますね 笑
Posted by ぶーりん at 2006年11月29日 01:16
分かります、確かに穴があったら入れたいですよね。

Posted by ロッシュ at 2006年11月29日 01:16
nattoサンて かなり気を使うタイプのヒトなんですね
冗談通じない職場なんですか?確か前にもそんなコト言ってましたよね
「痩せねえ豚はタダの豚」(笑)
ストレス溜まってるのはnattoサンだと思いマス
ブログでしか本当の自分が出せないなんて・・・
Posted by なみ at 2006年11月29日 14:18
穴があるのに入るものがない、
いえ、なんでもなくてよ。

natto様が日常生活ではがんばっているのだということがわかりなんだか安心いたしました。
もう3日は食べなくてよさそうですわねw

リンクを貼らせていただいたことを報告させていただきます。
Posted by ojousama at 2006年11月29日 20:13
はは、わかる、誰にも一度はあるよねそういうこと、あぁあの頃は俺も若かったな〜ところで転職したんじゃないの?
Posted by ハラキリ at 2006年11月29日 22:30
こないだはコメントありがとうございました。

飴のようでいてしかし実は鞭が嵐のように飛び交っているよぅな、イイ職場ですなw
Posted by Hasssy at 2006年11月30日 01:49
>ぶーりんさん
普段はいいんだけどね〜
たまにやりすぎちゃうのよね
雄弁は銀

>ロッシュさん
君の穴にも入れてあげようか?ハラキリさんのチンコ

>なみさん
そう。優しすぎるんです、僕。
いやいやいや、ブログの僕が本当とか思わないでよ!違うんだから!

>ojousama
僕は入れるものはあるのに穴がない。
あれ?これ運命じゃね?

リンクありがとうございます。
こちらからも次回リンク集更新するときに貼らせてもらいます。(ちょっと待っててね)

>ハラキリさん
転職しますよ。
引継ぎとかあるんでもうチョイここにいます。
若気の至り。
若毛の痛み。
なんかエロイよね

>Hasssyさん
どもです。
いい職場ですが、こんな職場ともお別れです。
う・・・うう・・・うやっほー!
Posted by natto at 2006年11月30日 21:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/28497069

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。